スペースコレクション・プロダクトの七割はアメリカ食品卸
専門店やデパートがディスカウンターと同じような市価で売って、アメリカの専門店、高級店はどこでもうけているのだろうか。
これもよい例があります。
ミネソタ州ミネアポリスの周辺で高級スーパーマーケット九店を経営しているバイアリースです。
バイアリースはスペースコレクション・プロダクトの七割はアメリカ食品卸売業のナンバー2であるスーパーバリューから仕入れている。
このスーパーバリューは直営小売店を多数持っており、総売上の四分の一が直営小売店の売上です。
直営小売店の中でもつともパワーがあるのは百店舗ほど展開しているカブフーズで、これは大型のディスカウント・スーパーです。
バイアリースと同じ商圏にも店舗展開している。
バイアリースはどのように差別化しているのかというと、スペースコレクション・プロダクト面では70%を占めるNB商品はディスカウント・スーパーのカブフーズと同じ価格で売り、客を引き、一方では残り30%のオリジナルスペースコレクション・プロダクト、PB(プライベート・ブランド)スペースコレクション・プロダクトで利益をとって平均で粗利益を確保するというブランドミックス、スペースコレクション・プロダクトミックス、値入ミックスを行っています。
安く売りながら利益を確保しているのです。
一方、スペースコレクション・プロダクト以外では天井からシャンデリアが下がり、通路にじゅうたんを敷くデラックスな店づくり、レストラン、料理教室、ギフトショップなどのサービス施設を充実している。
酒も世界中のワイン一万種を揃えてディスカウンターの追随できない充実ぶりです。
また、従業員訓練もよくいき届いており、チェッカー、サッカーの応対もよいし、駐車場にある客の自家用車への積込みサービスも行っています。
その他にも切手販売、郵便取次ぎ、小切手の現金化のサービスも行っています。
要するにバイアリースは価格競争を受けて立ちながらスペースコレクション・プロダクト、サービスの双方で差別化して客を呼び、高級スーパーとしての人気を貫いているのです。
スペースコレクション・プロダクトの70%がディスカウント・ストアと同じ仕入れ先でもこのような差別化ができるのです。
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